〜あなたにぴったりの仕上がりはどっち?〜
ベースメイクをするとき、必ずと言っていいほど悩むポイント。
それが、「マット」か「艶」か、どちらの仕上がりにするかではないでしょうか。
「マットの方が上品で崩れにくそう」
「でも艶肌の方が若々しく見えるかも」
そんな風に、どちらにするか決めきれず、朝のメイク時間が長引いてしまう人も少なくないはずです。
では本当に、肌をきれいに見せるのはどちらなのでしょうか?
このコラムでは、それぞれの魅力をたっぷり掘り下げながら、あなたに合う仕上がりを見つけるヒントをお届けします。
■ まずは基本をおさらい!マット肌と艶肌の違いとは?
◆ マット肌とは
マットとは「光をあまり反射しない、均一で落ち着いた質感」のこと。
表面がサラッとした陶器のような仕上がりで、毛穴や凹凸を目立ちにくくし、上品で端正な印象を作るのが特徴です。
◆ 艶肌とは
艶肌とは「肌表面に自然な光沢があり、うるおい感や透明感を感じさせる質感」のこと。
水分をたっぷり含んだようなみずみずしい印象になり、若々しく、ヘルシーなムードを演出できます。
■ マット肌のメリット・デメリット
【メリット】
- 毛穴や肌のアラをしっかりカバーできる
- 落ち着いた雰囲気になり、大人っぽく見える
- 崩れにくく、テカリが目立ちにくい
- フォーマルな場にもなじみやすい
【デメリット】
- 乾燥して見えることがある
- 表情に動きが少ないと、やや硬い印象に
- 厚塗り感が出やすい場合も
マット肌は、「完璧な肌感」を演出するには最適。
とくにオイリー肌さんや汗ばみやすい季節には、マット仕上げが心強い味方になります。
■ 艶肌のメリット・デメリット
【メリット】
- うるおいやハリ感を演出できる
- 自然な立体感が生まれ、小顔効果も
- 若々しく、健康的な印象に
- 薄付きでも「素肌がきれい」に見える
【デメリット】
- 皮脂と混ざるとテカリに見えやすい
- 崩れ方によっては毛穴落ちが目立つ
- 高温多湿の時期はべたつきやすい
艶肌は、「生き生きとした肌」を表現したいときにぴったり。
乾燥肌さんや顔色がくすみやすい人には、艶仕上げがおすすめです。
■ どっちの方が肌がきれいに見える?【結論】
実は、答えは一概にどちらとは言えません。
なぜなら、
肌質・年齢・好み・シーンによって最適な仕上がりが変わるからです。
以下に、それぞれおすすめしたいタイプをまとめました。
【マット肌がおすすめな人】
- 毛穴や凹凸、赤みをしっかりカバーしたい
- Tゾーンのテカリが気になる
- 大人っぽく洗練された印象を目指したい
- フォーマルな場やビジネスシーンで使いたい
【艶肌がおすすめな人】
- ハリやうるおい感を演出したい
- 乾燥しやすく、マットだと粉っぽくなる
- ナチュラルで今っぽい雰囲気を出したい
- デートやカジュアルなシーンに向けたい
つまり、**「自分がどんな風に見られたいか」**に合わせて選ぶのが正解なんです。
■ マット×艶の“いいとこ取り”もあり!
最近では、「マットor艶」の二択ではなく、両方のいいとこ取りをするメイクも人気です。
例えば…
- 顔の中心部(額、鼻筋、頬骨)にだけ艶を出し、他はマットに仕上げる
- ファンデはマットにして、ハイライトでポイント的に艶を足す
- 艶ファンデにパウダーを重ね、Tゾーンだけマットにする
こうすることで、
立体感がありつつ、崩れにくい肌が完成します。
特に「ツヤ全開だとテカリが気になるけど、マットすぎると老けて見える」という人には、ハイブリッド仕上げがぴったり。
■ 仕上がり別!おすすめファンデーション
最後に、仕上がり別におすすめのファンデを紹介します。
【マット仕上げ】
- シュウウエムラ アンリミテッド ラスティング フルイド
汗や皮脂に強く、サラサラのベルベット肌が一日続く。 - NARS ソフトマットコンプリートファンデーション
高いカバー力とナチュラルなマット感を両立。
【艶仕上げ】
- ランコム タンイドル ウルトラ ウェア ケア&グロウ
みずみずしい艶と高密着を両立。自然なツヤ感が美しい。 - RMK リクイドファンデーション
素肌のような透明感を引き出し、フレッシュな艶肌を演出。
■ まとめ:あなたの「なりたい肌」で選ぼう
肌をきれいに見せるために大切なのは、単なる「流行」ではありません。
**「どんな肌になりたいか」**を明確にすること。
そして、自分の肌質やライフスタイルにフィットする仕上がりを選ぶことです。
マットも、艶も、どちらも正解。
あなたが心から「この肌、好き!」と思える仕上がりを選んで、
毎朝のメイクタイムをもっと楽しく、もっと自信あふれるものにしていきましょう。
肌作りは、自分自身へのエールです。
今日も鏡の前で、あなたらしい輝きを見つけてくださいね。