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リキードファンデーションの上手な塗り方

美容メソッドコラム

リキードファンデーション。化粧品売り場に並ぶ数々のアイテムの中でも、メイクアップに欠かせない存在だ。しかし、その実力を最大限に引き出せているかというと、意外に自信がないという声をよく耳にする。仕上がりにムラが出たり、時間が経つと崩れてしまったり。実は、リキードファンデーションには、ちょっとした「コツ」が存在する。今回は、リキードファンデーションをきれいに仕上げるためのステップを、コラム風に丁寧にご紹介しよう。

ステップ1:肌の準備はメイク以上に大切

「ファンデーションは肌の上に乗せるもの」という単純な考えでは、美しい仕上がりは得られない。メイクの前には、スキンケアでしっかりと土台を整えることが何より大切だ。化粧水で水分を与え、乳液やクリームで適度な油分を補い、肌をしっとりと柔らかくしておく。乾燥していたり、逆に皮脂が浮いている状態では、どんな高性能なファンデーションも本来の力を発揮できない。

さらに、化粧下地も忘れてはならない。毛穴をぼかしたり、肌色を均一に整えたりする効果を持つ下地を使うことで、リキードファンデーションの密着感と持ちが格段にアップするのだ。ここまでの準備を怠らないことが、美肌仕上げの第一歩である。

ステップ2:ファンデーションの適量を守る

ついやってしまいがちなのが、「カバーしたいから」といってファンデーションを厚塗りしてしまうこと。しかし、リキードファンデーションは薄く均一に伸ばしてこそ美しさが際立つ。適量は、顔全体でパール粒大程度が基本。手の甲にとり、指またはスポンジ、ブラシに少しずつ取って使うのがポイントだ。

一度にたくさんつけるのではなく、少量を顔の中心部から外側に向かって薄くのばしていく。この「中心から外側へ」の動きが自然なグラデーションを作り、立体感のある仕上がりを演出してくれる。

ステップ3:ツール選びで仕上がりが変わる

リキードファンデーションを塗る際に使うツールにも、それぞれ特徴がある。指で塗れば、体温でファンデーションがなじみやすく、ナチュラルなツヤ感を演出できる。一方、スポンジを使えば、余分なファンデーションを吸い取りながら均一に伸ばせるため、素肌感のある仕上がりに。ブラシを使えば、プロ級の均一な薄膜肌を簡単に作ることができる。

自分のなりたい肌イメージや、その日の気分に合わせてツールを使い分けるのも楽しい。最近では、水で濡らして使うビューティーブレンダータイプのスポンジも人気だ。軽やかで崩れにくい仕上がりを求めるなら、ぜひ一度試してみてほしい。

ステップ4:重ね塗りは「必要なところだけ」

リキードファンデーションをきれいに見せるコツは、「引き算の美学」にある。顔全体に均一に塗った後、気になる部分だけに少量を重ね塗りする。このときも、叩き込むように優しく重ねることが肝心だ。

例えば、赤みが気になる頬や、小鼻の周りのくすみ、あご先の色ムラなど。全体を厚塗りすると不自然な印象になってしまうが、部分的に重ねることで、ナチュラルな透明感を保ちつつ、カバー力も手に入る。

ステップ5:仕上げにフェイスパウダーを

リキードファンデーションは水分を多く含むため、そのままだとべたつきが残ることがある。ここで登場するのがフェイスパウダーだ。フェイスパウダーを軽く重ねることで、ファンデーションの持ちが格段にアップし、さらりとした肌触りに仕上がる。

ただし、パウダーも「つけすぎ注意」である。大きめのブラシに少量を取り、肌をなでるようにふんわりとのせる。特に皮脂の出やすいTゾーンを中心に、軽やかに仕上げよう。

小さな積み重ねが「美しい肌」をつくる

リキードファンデーションを上手に塗るためには、一つひとつの工程を丁寧に重ねることが大切だ。スキンケアで土台を整え、適量を守り、ツールを使い分け、必要なところだけを重ね塗りし、最後にパウダーで仕上げる――。この地道なプロセスが、鏡に映る自分を「もっと好き」になるための近道なのだ。

忙しい朝、つい手を抜きたくなる日もあるだろう。だが、そんなときこそ、ほんの数分でいいから、丁寧にファンデーションを塗ってみてほしい。肌がきれいに整うと、不思議と心まで整ってくる。それがメイクアップの力だ。

リキードファンデーションは、ただの化粧品ではない。自分自身を愛するための、小さな魔法である。今日も、自分だけの美しさを引き出す一歩を、リキードファンデーションと共に踏み出してみよう。

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